わん・もあ・ちゃんす！！

その時感じた色は

桜色だった...


「今日こそ渡してみせる」


乙女の手には

一枚の

空色の封筒...



オレンジ色の

夕方

その白い廊下を

同じ色に染める

太陽


長い長い廊下


最後の日


「渡せなかった...」


最後まで渡せなかった

乙女はガックリと肩を落とし

ため息をつく

でも

仕方がない

自分に言い聞かせる


「...！」


でも

神様は

最後にもう一度だけ

チャンスをくれた


もう終わったと思った

さようならだと

思った...

でもあの人は

そこにいた


「あれ？どうしたの？忘れ物？」

「い、いえ」

「そう、じゃあ気をつけてね」

「は、はい」


微笑むとあの人は

自分の隣を

通り抜ける

今度こそ

さようなら...


だめっ！


「せ、先生！！」


すれ違うあの人を

思わず

呼び止める


「あ...」


気が付いたら呼び止めていた

そんな

自分の大胆な行動に驚く

乙女


「はい？」


その声に呼ばれたまま振り向く

あの人


乙女の胸には

高まりの流れ星が

容赦なく降り積る


「あ、あの...」


もう引き下がれない


近づいてくるあの人

駆け寄る自分


心のポケットから

ビー玉のような星が

何個も何個も

零れゆく...


もう後には...

「...あ、あの！」


引き下がれない！！



「すいません！良かったら舞台観に来て下さい！！」


ついに乙女は！！！...って

え？Σ◎∀◎；


封筒を

あの人に差し出す

受け取るあの人


「これは...？」

その中には舞台のチラシ(ｱﾚ？´ｗ`；)

「へぇ～安川さん舞台やってたんだ」

「は、はい良かったら是非！」

「うん時間空けて行くよ、ありがとね」

「は、はい！ありがとうございました」


乙女は

一礼すると走って

その場を

去ったのだった...

　　　　　　　　　　　　　完。

↓【訳】↑

あードキドキした(*´∀`)=3

親知らずで通っている歯科

今日で病院を辞める

自分の担当の先生に

チラシを渡して良いものなのかどうなのか分からないで

渡すか渡すまいか悩んでいたのですが＞＿＜；

診察は終わり結局渡せませんでしたOTZ。

会計が終わり帰ろうとしていたら

トイレから帰って来た先生と偶然会って

すれ違った所を呼び止めて

見事チラシを渡すことが出来ました＞ワ＜ﾉ

それはまるで

ラブレターを渡す恋する乙女な気分でしたとさっ☆

チャンチャン(*´艸`ﾅｰﾝﾀﾞ)


つまんない女だと思った人お手上げ～ｗ(ﾊｰｲ*´ｗ`)ﾉ